記事:会議用の新しいAI & 音声コントロールテクノロジー
大規模な社会的危機が、予期しない変化につながることがあります。多くの場合、危機に応じてテクノロジーが進化します。2020年以降、どのような技術的変化が発生する可能性があるのでしょうか?
数十年に渡って存在するビデオ会議について考えてみてください。導入は着実に増加していました – 最近の危機まで。現在、すべてのビジネス会議ではZoom、Google Meet、またはMicrosoft Teamsが使用されているようです。
長年にわたって存在し、ゆっくりと勢いを増しているその他の2つのテクノロジーは、人工知能と音声コントロールです。これらの2つの革新的なテクノロジーは長い間ITチームの興味を引き付けていますが、企業が安全な職場を維持し、従業員がオフィスに戻るのを可能にする方法を探している現在、これらのテクノロジーが新たに注目されています。
実際に、フロスト&サリバンのようなアナリストは、ITリーダーが音声コントロール、AI、IoTおよび特に会議向けのその他のテクノロジーを綿密に調べることを推奨しています。効率性と安全性を改善するためのこの機会は、会議体験における「破壊的イノベーションの次の波」を表しています1。
AIの会議への影響は広範囲に及びます
人事、IT、不動産、および設備のリーダーは、会議室管理に対するAIのメリットを事業全体で実感する可能性があります。
- ビジネスリーダーは、従業員の安全性の改善を必要としています。12人用に設計された部屋が、現在では最大6人(50%の占有率)に対して適度に安全であると見なされる場合、その占有率は維持されていますか?維持されていない場合、措置を講じるために、施設は通知を受けることができますか?
- 不動産チームは、空間が効率的に利用されることを必要としています。どの部屋が頻繁に使用され、どの部屋が十分に利用されていないですか?チームは、ハドルルーム、または大会議室の数を増やす必要がありますか?一部のフロアの会議室が常に空いており、他のフロアの会議室がいつも埋まっていますか?
- ITチームは、会議室デバイスが機能していることを確認する必要があります。どの会議室ソリューションの需要が高いですか?使用されていないソリューションを、別の会議スペースに再割り当てすることはできますか?ソフトウェアとファームウェアは最新であり、デバイスはオンラインで、機能していますか?
これらは、様々な職務のリーダーが会議を安全かつより効率的にしようとしている時に、AIが回答できる種類の質問です。ロジクールSyncでは、この種類のデータを収集し、それをレポートとダッシュボードの形で提供できるようになりました。これは、Syncで計画されていることの始まりにすぎません。
会議の計画と管理に音声を使用
おそらく、音声コントロールがアナリスト、ITリーダーおよびビジネスリーダーの注意を引いたのは驚くにはあたりません。数千万もの人々がAmazon Echo、Google Nest、およびその他のスマートホームデバイスを使って、質問に回答し、照明や電化製品を操作し、時間と労力を全般的に節約しています。ビジネスの世界では、音声応答が自動販売機、エレベーター、照明システム、そしてもちろん会議室に追加されたことを想像するのは簡単です。
この傾向を予測して、ロジクールはAmazon、Google、およびMicrosoftなどのパートナーと協力して、ハンズフリーの会議室体験を提供しています。音声コマンドとAIのパワーを利用して、従業員は、会議を素早く簡単に開始し、管理できるようになります。
たとえば、ロジクール ソリューション(Google Meet用)に「OK Google」音声コントロールが追加されたため、音声を使ってビデオ会議への参加と退出、電話番号のダイヤルなどができます。
まもなく、ロジクール会議室ソリューション(Microsoft Teams用)とCortanaの統合も実施されます。この機能によって、会議の参加者は、同じ方法で音声コマンドをCortanaで使うことができます。
「最近の景気悪化を通じて優れていた組織は、IT支出の少なくとも5%~7% をイノベーションまたは変換プロジェクトに投資し続けました 。」-Gartner2
特に現在は、変化は避けられません。将来を予測するのは不可能ですが、AIや音声コントロールなどのテクノロジーが、作業環境においていずれはさらに大きい役割を果たすことは確実です。
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1.“Post-pandemic Growth Opportunity Analysis of the Meetings Market”(2020年6月、フロスト&サリバン)
2.“Preserving Your Digital Growth Investments During Economic Uncertainty.”(2020年4月、Gartner)
推奨製品
あらゆるスペース向けのビデオ会議。
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